耳の変形(保険診療)
耳の変形(保険診療)
耳介は大部分が皮膚と軟骨で構成される、特徴的な「ひだ」構造をもつ外耳の器官です。髪型によってみための変形が目立つことがあり、また、みためだけでなく耳介上部の変形ではマスクや眼鏡をかける際に機能的な支障となることがあります。
耳介が①先天的に一定以上の変形を認める場合、あるいは②後天的でも病的な変形と判断される場合の2点において保険診療が可能です。
耳介の変形の位置や程度は各人によって大きな差があるため、幼少時に治療を希望される場合や、手術難度により局所麻酔では対応が難しい場合は病院へ紹介させて頂くことがあります。この場合当院では完結できない治療となりますので、あらかじめご了承ください。
以下の説明に保険適適用が可能な耳介の変形を簡単に記載していますが、できれば自己判断せずまず受診頂き、専門医の診察をお受けください。
■ピアスケロイド
ピアス穴の化膿、金属アレルギー、ケロイド体質など複数の要素が重なり、しこりやふくらみによる変形を生じたものです。ケロイド部分の除去と変形が少なくなるような縫合が必要ですが、特にケロイド体質の場合は複数回の手術や追加治療を必要とすることがあります。
■耳介の変形(折れ耳、スタール耳、立ち耳など)
生まれつき、耳介が上部を中心に折れて、不自然な形状になっている変形です。耳介上部の支えとなる耳輪軟骨の一部に変形を認めることが多く、手術で軟骨の形態を修正します。
■副耳
生まれつき、耳の前や頬に「いぼ」状に突起した病変を認めます。耳介になりそこなった組織の遺残といわれており、皮膚成分だけのこともあれば、中に軟骨成分を有する場合もあります。突起部分を皮膚、軟骨含め切除し平坦化する手術を行います。
■耳(前)瘻孔
生まれつき、耳の周囲(耳介の前方上部が多いです)に小さな穴を認めます。無症状の方もいれば、感染を繰り返す方、無症状でも臭い分泌物が出てきて生活上の支障になる方がおられます。深くまでトンネルが続いていることが多いので、取り残しがないように深部まで手術操作を行うことが必要です。
■埋没耳
生まれつき、耳介の上部が皮膚に埋まる変形を認めます。耳介につく筋肉の異常で生じるといわれ、無治療ではマスクや眼鏡の装用に支障がでます。幼少時は耳介を引き出して固定する矯正治療を行うことがありますが、成長とともに耳介周囲が硬くなり矯正できなくなりますので、幼児期以降では手術を行います。
■耳垂裂
生まれつき、耳垂(耳たぶ)が割れている状態を認めます。機能的な異常はなくとも、先天性の耳垂裂は保険適応です。割れた部分を切開し、形を整え、縫合します。後天性の耳垂裂でも、予期しない損傷を受けた結果変形が残る場合は保険適用となります。
■小耳症
生まれつき、耳の形が不完全で小さい状態のことをいいます。聴力低下を伴う場合や、耳介の形になるための組織量が不足している状態であり多くは複数回の手術が必要になるため、原則として病院での集学的治療を推奨致します。
初診
診察
検査
治療
(処置、手術、その他)
治療内容により大きく異なります
まずは受診頂き、専門医の診察をお受けください
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