やけど(熱傷)(保険診療)
やけど(熱傷)(保険診療)
やけど(熱傷)は日常生活で最も多い外傷のひとつとされ、皮膚に高温が作用したために生じた組織・臓器の損傷のことを指します。また、特殊なやけどとして酸/アルカリなどによる化学熱傷や、低温によるしもやけ(凍傷)、電流による電撃傷も、熱傷の類似病態に区分されることが多いです。
熱傷は範囲と深さにより重症度が分類されており、特に【広範囲熱傷】とよばれる体表面積20~30%以上の熱傷は外来診療では治療が難しいため、対応可能な病院へ紹介させて頂くことがあります。この場合当院では完結できない治療となりますので、あらかじめご了承ください。
皮膚は部位によって厚みが大きく異なるため、同じ温度、同じ時間で受傷した熱傷においても生じる損傷の深さが異なります。熱傷による皮膚損傷深度の分類は以下の通りですが、できれば自己判断せず受診頂き、専門医の診察をお受けください。当院ではどの程度の熱傷でも診察し、適正に対応致します。
Ⅰ度:損傷は表皮まで。強く赤みが出て痛む。きずあとは残らないが色素沈着しやすい。
Ⅱ度(浅):損傷は真皮浅層まで。水泡ができ痛む。きずあとは残りにくいが色素沈着しやすい。
Ⅱ度(深):損傷は真皮深層まで。水泡ができ、知覚が鈍くなる。きずあとが残る可能性が高い。
Ⅲ度:損傷は皮膚全層、感覚がなくなり、皮膚は黒色/白色に変化する。きずあとが残る。
熱傷とけが/きずの大きく違う点が、熱傷では焼けた皮膚がそのまま残っているため「初診では上記の皮膚損傷の深さが確定できないこと」です。そのため実際の外来では初診から1週間程度の通院処置と、経過中の深度判定を並行して治療を行います。また、Ⅱ度(深)/Ⅲ度の熱傷はきずあとが残る可能性が高い上に、損傷を受けた皮膚を除去しなければ正常な治療経過にならない場合があるため、手術治療を検討することも多いです。
受傷してから時間経過の短い熱傷の方が、正しい診療により様々なリスクを低減させることができるため、早めの受診をお願い致します。
特に受傷直後には、受傷した部位を流水(水道水で結構です)で十分な時間冷却することで、熱損傷の広がりを抑制することができます。そのため来院までに時間がある場合は自己対応して頂くことをお勧めします。
また、他院で初期治療を受けた熱傷のフォローアップも当院で引き続きの対応が可能です。お困りの際はご連絡ください。
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